韓国代表のソン・フンミン【写真:Getty Images】
トッテナムは20日、同クラブに所属する韓国代表FWソン・フンミンが2023年までの新たな5年契約にサインしたことを発表した。
ソン・フンミンは2015年にレバークーゼンからトッテナムに加入。2年目の2016/17シーズンにはプレミアリーグで14ゴール、昨季も12ゴールを記録するなど主力の一角として活躍を続けている。
5年間の新契約はクラブからの高い評価の証だと言える。しかし、トッテナムでプレーを続けるためには、アジア大会に優勝して兵役免除を勝ち取ることが必要になりそうだ。
韓国では男性全員に約2年間の兵役が義務付けられており、サッカー選手の場合は国内の軍隊クラブでプレーすることが一般的。国際大会で好成績を収めれば免除を受けることができる規定が存在するものの、ソン・フンミンにとっては今年8月から開催されるアジア大会がその“ラストチャンス”となる。
軍隊クラブには27歳までに入隊しなければならないことが定められており、その前年にも国内リーグでプレーしている必要がある。現在26歳のソン・フンミンは、アジア大会で優勝して兵役免除を勝ち取ることができなければ、帰国しなければならなくなると見込まれる。クラブはその場合の対応については言及していない。
トッテナムはまた、オーバーエイジ枠でアジア大会に出場するソン・フンミンの今後のスケジュールも発表している。プレシーズンのアメリカ遠征に帯同し、8月11日に行われるプレミアリーグ開幕戦にも出場したあと、同14日に開幕するアジア大会参加に向けてインドネシアに向かうとのことだ。
ソン・フンミンに加え、トッテナムはもうひとりの主力メンバーとの契約も延長。アルゼンチン代表MFエリク・ラメラが2022年までの新契約にサインしたことも20日に発表している。
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