スペイン代表のルイス・エンリケ監督【写真:Getty Images】
現地時間19日、スペイン代表の新監督に就任したルイス・エンリケ氏が意気込みを語った。
スペイン代表はロシアワールドカップ(W杯)に出場するも決勝トーナメント1回戦でロシアに敗れフェルナンド・イエロ監督が辞任を表明していた。その後の今月9日、同サッカー連盟(RFEF)は新監督にルイス・エンリケ氏が就任することを発表した。
マドリードで行われた会見の席でルイス・エンリケ監督は「私は改革という言葉が嫌いだ。進化という言葉が適していると思う」とこれまでの同代表のスタイルを継承する事を発表した。
そのうえで攻撃面については「私がバルセロナで指導していたようなスタイルを進化させる」と語り「もっと多くの得点を挙げるためにより多くの縦パスやリスクを取るプレーをする」と2014年から2017年まで指導していたバルセロナの進化版をイメージしているようだ。一方で「守備に関しては改善しなければならない点がいくつかある。もっと失点を減らす必要がある」との見解を示した。
選手としてバルセロナやレアル・マドリーなどでプレー経験を持つルイス・エンリケ監督は2004年に現役を引退した。その後指導者としてのキャリアを歩み始めバルセロナB、ローマ、セルタ、バルセロナの監督を歴任し、ラ・リーガ優勝2回、コパ・デル・レイ優勝2回、チャンピオンズリーグ制覇1回、FIFAクラブワールドカップ優勝1回など数々のタイトルを獲得している。
なおRFEFと2年契約を結んだルイス・エンリケ監督の初采配は9月8日のイングランド戦となる。
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