フェアプレーポイントがベスト16入りのカギに
フェアプレーポイントでセネガルを上回りベスト16入りを果たした日本代表【写真:Getty Images】
【日本 0-1 ポーランド ロシアワールドカップグループリーグH組第3節】
引き分け以上でベスト16入りを果たすことができた日本だが、ヤン・ベドナレクのゴールにより先制点を許してしまった。その後も得点を奪うことはできずに試合は80分に突入。同時刻に行われていた同組のセネガル対コロンビアは1-0で後者がリードしていたため、この時点でセネガルと日本は勝ち点、得失点、総得点などすべて並ぶ状況となっていた。
しかしフェアプレーポイント(イエローカードやレッドカードの枚数に応じて計算されるポイント)で上回っていた日本がこのままいけば決勝トーナメント進出を決めることができた。そのため西野Jは最後の10分間でボールを支配し、リスクを冒さない手段に出た。そして試合は0-1のまま終了。セネガルもコロンビアに0-1で敗れたため、日本は何とか決勝トーナメント進出を決めることができた。
だが、こうした戦い方に批判の声が多く挙がったのも事実である。そして、グループリーグ敗退を余儀なくされたセネガルは、FIFA(国際サッカー連盟)にルールの見直しを訴えるとともに、日本を痛烈に非難した。
負けている状況ながらボールをキープした日本、勝っているため前からプレスをかける必要がなかったポーランドの一戦はまさに迷試合となった。
【得点者】
59分 0-1 ベドナレク(ポーランド)
【了】