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代表 6年前

ロシアW杯で生まれた“迷勝負”5戦。Fチャン編集部が厳選、批判、嘲笑、落胆させたあの試合【編集部フォーカス/ロシアW杯】

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

2位通過も、「日本と当たらなくてよかった」

イングランド代表
ベルギーに敗れたイングランドだったが、試合後には笑顔も見られた【写真:Getty Images】

【イングランド 0-1 ベルギー ロシアワールドカップグループリーグ第3節】

 両チームとも主力のほとんどを休ませた中で行われたこの一戦。結果はアドナン・ヤヌザイのゴールを守り抜いたベルギーが勝利し、グループ首位通過を果たした。これによりイングランドは、決勝トーナメント1回戦でグループH組を首位通過したコロンビアと対戦することに。スリーライオンズとすれば、実力で劣る日本と対戦したかったはず。

 ところが、日本は決勝トーナメント1回戦でベルギー相手に2点リードを奪うなど周囲の予想を裏切った。結果は2-3で敗れたものの、世界ランキング3位の強豪を苦しめたのである。試合後、イングランド代表のレジェンドでもあるギャリー・リネカー氏は自身のツイッターで「日本と当たらなくてよかった」と呟いた。結果的にベルギー戦の敗北によって、救われた形となったのである。

 また、イングランドすれば日程面というワードが頭に浮かんだかもしれない。グループG組を首位通過した場合、決勝トーナメント1回戦は7月2日に行われる(グループG組第3節は6月28日開催)。対して2位通過した場合は7月3日に行われるため、イングランドからすれば1日長く休むことができたのである。さらにグループを首位通過した場合、順当にいけば準々決勝で対戦する相手はブラジル。対して、2位通過の場合はスウェーデンかスイスのどちらかという状況だった。イングランドからすれば、ベルギー戦はダメージをまったく受けぬ敗戦という形になったのかもしれない。

【得点者】
51分 0-1 ヤヌザイ(ベルギー)

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