怪童エムバペが躍動

【フランス 4-3 アルゼンチン ロシアワールドカップ決勝トーナメント1回戦】

　苦もなくグループリーグ突破を決め、デンマークとの最終節も“無風”で終わらせたフランス。一方のアルゼンチンはクロアチアに衝撃的な敗北を喫して尻に火がついたか、最終節でメッシが本領を発揮。決勝トーナメントに滑り込んだ。

　アルゼンチンは先制されながら一時は逆転するなど意地を見せた。しかし、フランスの新星を止めることはできなかった。パバールのゴラッソで追いつくと、64分、ゴール前の混戦を瞬間的な加速で抜けたエムバペがネットを揺らす。68分にはジルーのラストパスを受けたエムバペが冷静に決めてアルゼンチンを突き放した。最終スコア4-3の打ち合いは、19歳の若者がその存在を世界中に知らしめるとともに、ワールドカップ制覇というメッシの夢が打ち砕かれるゲームとなった。

【得点者】
13分 1-0 グリーズマン（フランス）
41分 1-1 ディ・マリア（アルゼンチン）
48分 1-2 メルカド（アルゼンチン）
57分 2-2 パバール（フランス）
64分 3-2 エムバペ（フランス）
68分 4-2 エムバペ（フランス）
90＋3分 4-3 アグエロ（アルゼンチン）