前回王者を丸裸にした“曲者”メキシコ
メキシコがドイツを撃破【写真:Getty Images】
【ドイツ 0-1 メキシコ ロシアワールドカップ・グループリーグF組第1節】
前回王者を研究し、丸裸にしたメキシコが大金星を挙げた。ドイツにボールを持たせておいて堅い守備からの鋭い攻撃で主導権を握る。そして35分、奪ったボールをハビエル・エルナンデスにつけてカウンターを発動。一気に相手ゴールへ迫ると、最後は長い距離を走ったロサーノが名手ノイアーの守るゴールを破って先制に成功した。
ビハインドを背負ったドイツは選手交代をきっかけにさらに押し込むも、メキシコもベテランのマルケスを投入し守備の安定を確保。次第にドイツの攻めは単調になり、メキシコが歴史的勝利を手にした。ボールを持たない側が威力を発揮するという、今大会を象徴するゲームとなった。
【得点者】
35分 0-1 ロサーノ(メキシコ)
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