ハットトリックを達成した横浜F・マリノスの伊藤翔【写真:Getty Images for DAZN】
明治安田生命J1リーグ第16節の試合が18日に行われ、ベガルタ仙台と横浜F・マリノスが対戦。アウェイの横浜FMが「8-2」という、サッカーではなかなか見られない珍しいスコアでの勝利を収めた。
ロシアワールドカップのため中断されていたJ1は約2ヶ月ぶりの再開。横浜FMは前半2分に天野純、12分に伊藤翔がゴールを奪うと、さらに31分に仲川輝人、33分に再び伊藤がゴールを重ねて4点のリードで前半を折り返した。
後半に入ってもゴールラッシュは止まらず、山中亮輔のゴールに続いて伊藤が自身3点目を決めてハットトリック。さらに金井貢史も決めて7-0。仙台もようやく1点を返したがオリヴィエ・ブマルが横浜FMの8点目を奪い、最後は仙台がもう1点を返した。
両チーム合わせて10ゴールというのはJ1で歴代3位タイとなる大量得点試合。過去には1998年のセレッソ大阪対柏レイソル戦で「5-7」の計12点、1997年のベルマーレ平塚(現湘南ベルマーレ)対柏戦で「7-4」の計11得点という試合がある。
両チーム合計10得点は約5年ぶりで、2013年に清水エスパルスがサガン鳥栖に「6-4」の勝利を収めて以来。その試合でも、当時清水に所属していた伊藤がハットトリックを達成していた。
横浜FMにとっては、1試合8得点はクラブタイ記録。2007年に横浜FCとのダービーマッチに8-1で勝利した試合での得点数に並んだ。J1において1チームが1試合8得点を記録した例はその試合以来11年ぶりのことだ。最多記録としては、1998年にジュビロ磐田がC大阪から9点を奪って9-1の勝利を収めた試合があった。
また、仙台にとってはクラブワーストの失点数を更新するスコアとなった。昨年の浦和レッズ戦に0-7で敗れたのがこれまでの最多記録だった。
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