VAR導入
ビデオアシスタントレフェリー(VAR)が初めて導入された【写真:Getty Images】
今回のワールドカップはビデオアシスタントレフェリー(VAR)が初めて導入された大会となった。フランス対オーストラリアで初めて使用されると、大会が終わる頃にはVARの時間も試合の一部と捉える人が増えたのではないか。
主審の判定を助けるこのシステムにより、PK数は大幅に増加。決勝戦ではクロアチアのイバン・ペリシッチがハンドを取られると、フランスが追加点を奪い試合の流れを決めることになった。この判定には賛否両論あったが、一方でこんな事例もあった。ブラジル対コスタリカでネイマールがPA内で倒れてPKの判定が下ったが、VARでの検証を経てノーファウルとなった。「明白かつ確実な誤審」でのみ用いられる新システムは、全体的には公正なジャッジを促していたと言えるのではないか。
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