日本代表はナセル・シャドリに劇的な逆転ゴールを許し、初のベスト8進出を逃した【写真:Getty Images】
英『スカイ・スポーツ』は、フランスの優勝で幕を閉じたロシアワールドカップを終えて「忘れられない思い出として残る10の瞬間」という記事をウェブ版に掲載した。
クリスティアーノ・ロナウドのスペイン戦でのハットトリックや、ドイツのグループリーグ敗退など、今大会中に起きたセンセーショナルなエピソードが並ぶ中、6番目に「ベルギーによる日本戦のカウンター」が挙げられた。
決勝トーナメント1回戦に進出した日本は、FIFAランキング3位のベルギー相手に2点を先行するが、後半アディショナルタイムに劇的なゴールを奪われて、逆転負けを喫した。この試合の勝負を決めた最後のゴールが、ベルギーの「カウンター」だった。
「ベスト16での対戦は一方的に見えたが、ワールドカップの歴史の中で最もエキサイティングな逆転劇を生み出した」
これが『スカイ・スポーツ』による試合の総評である。本田圭佑のコーナーキックをGKてx墓・クルトワがキャッチした瞬間から始まり、わずか10秒ほどで日本のゴールを陥れたカウンターについては「クルトワが94分にボールをケビン・デ・ブライネに投げてカウンターに移る時、日本の選手はアタッキングサード(ベルギー陣内のゴールまで残り3分の1にあたるエリア)に8人いた。トマ・ムニエがクロスを送る前にマンチェスター・シティの男がチャンスを導き、クロスにロメル・ルカクが美しい囮の動きをして、ナセル・シャドリが決勝点を入れた」と記されている。
2点リードしたことによって日本サッカー史上初のベスト8進出が見えたものの、残り30分ほどでの逆転劇と、鮮烈なカウンターアタックは世界にも今大会屈指の驚きを与えたようだ。
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