クロアチア代表のニコラ・カリニッチ【写真:Getty Images】
【フランス 4-2 クロアチア ロシアワールドカップ決勝】
現地時間15日にロシアワールドカップ決勝が行われ、クロアチア代表はフランス代表と対戦し2-4の敗戦を喫した。残念ながら初優勝を逃したクロアチアだが、選手たちには銀メダルが授与された。大会中に追放されたニコラ・カリニッチの分も受け取っている。渡すかどうかについて、クロアチアサッカー協会のスポークスマンが質問に答えたと、16日にベルギー紙『HLN』が報じた。
事の発端は、ロシアワールドカップ初戦のナイジェリア戦。スタメンを外れたカリニッチはベンチスタートとなったが、背中の痛みを理由に出場拒否。ブラジル代表との親善試合でも同じようなことがあり、クロアチア代表を率いるズラトコ・ダリッチ監督は「私はそれを静かに受け入れた。私にとっては健康で、プレーする準備が出来ている選手が必要だ」と答えている。表向きは怪我が理由の帰国だが、実際には指示を無視したことが理由で帰国させられたのではないかと言われている。
渡すかどうかについて、クロアチアサッカー協会のスポークスマンは「カリニッチがメダルを受け取るかどうかは、選手たちが決める」とし、選手に判断を委ねると答えた。準優勝に貢献したと言えないカリニッチだが、チームメイトはどう思っているのだろうか。
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