ワールドカップで優勝したフランス代表【写真:Getty Images】
【フランス 4-2 クロアチア ロシアワールドカップ決勝】
ロシアワールドカップ決勝が現地時間15日に行われ、フランス代表とクロアチア代表が対戦。4-2の勝利を収めたフランスが20年ぶり2回目となる優勝を飾った。
今大会のフランスは、「若いチーム」だった。登録メンバーの平均年齢は参加した32チーム中5番目の若さ。49歳のディディエ・デシャン監督も、1990年イタリア大会を44歳で制した西ドイツのフランツ・ベッケンバウアー氏に次いで史上2番目に若い優勝監督となった。
フランスの若さは過去の優勝チームと比較しても際立っている。スポーツのデータ分析を手がける『Opta』によれば、今大会で少なくとも1試合以上に出場したフランス代表選手の平均年齢は25歳10ヶ月で、1970年大会のブラジルに次いで2番目に若い優勝メンバーだった。
1970年大会で優勝したブラジルの出場選手の平均年齢は25歳9ヶ月。19歳のDFマルコ・アントニオが最年少だった。試合には出場しなかったが、後に清水エスパルスなどで監督を務めたエメルソン・レオン氏も20歳でメンバーに名を連ねていた。
フランスの若さを象徴する選手となったのはやはり19歳のFWキリアン・エムバペ。史上3位の若さでワールドカップ決勝に出場し、ペレ氏に次ぐ史上2位の若さでのゴールを決めた。今大会の最優秀若手選手にも選出されている。
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