6ゴールを奪い合ったフランスとクロアチア【写真:Getty Images】
【フランス 4-2 クロアチア ロシアワールドカップ決勝】
ロシアワールドカップ決勝が現地時間15日に行われ、フランス代表とクロアチア代表が対戦。4-2の勝利を収めたフランスが20年ぶり2回目の優勝を飾った。
前半にはオウンゴールでフランスが先制したあとクロアチアも追いついたが、PKを獲得したフランスが再び勝ち越し。後半はフランスが2点を加えて4-1とリードを広げたあと、クロアチアがもう1点を返した。
両チームが勝負にこだわって慎重になるためか、決勝戦はロースコアとなる場合も多い。スペインとドイツがそれぞれ優勝した過去2大会はいずれも0-0で90分間を終え、延長戦にようやくゴールが生まれて1-0で決着した。
両チーム合わせて6ゴールという決勝戦は近年では異例。1966年大会でイングランドが西ドイツに4-2の勝利を収めて以来、52年ぶりのことだった。ただし、その試合では2-2で90分間を終え、延長戦でイングランドが2得点。後半までの90分間で6ゴール以上が生まれた試合となると、ブラジルがスウェーデンに5-2の勝利を収めた1958年大会以来60年ぶりだ。
計7得点の1958年大会決勝は、歴代のワールドカップ決勝で最も多くゴールが生まれた試合でもあった。今回の計6得点は1966年のほか、1930年のウルグアイ対アルゼンチン(4-2)、1938年のイタリア対ハンガリー(4-2)に並んで史上2番目タイとなる。
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