フランス代表対クロアチア代表【写真:Getty Images】
現地時間15日に行われたロシアワールドカップ(W杯)決勝戦フランス代表対クロアチア代表の試合では様々な記録が生まれた。
試合は前半18分にクロアチアFWマンジュキッチのオウンゴールでフランスが先制する。なお決勝でのオウンゴールは史上初の事だ。ちなみに今大会の総オウンゴール数は「12」となりこれまで最多だった1998年フランス大会の「6」の2倍となった。
その後クロアチアのMFペリシッチが28分に同点ゴールを決めるも38分にペナルティーエリア内でハンドをしてしまいPKを与えてしまった。決勝の舞台で得点とPKを与えた選手は2006年ドイツ大会のイタリア代表DFマルコ・マテラッツィ氏以来2人目となった。また前半終了時点で3点入った試合は(フランスが2-1で折り返した)1974年西ドイツ大会決勝の西ドイツ代表対オランダ代表以来44年ぶりの出来事だった。
後半59分に3点目入れたフランスは65分にFWエムバペが試合を決定づける4点目を決めた。なお19歳207日でゴールを決めたエムバペは1958年スウェーデン大会のブラジル代表FWペレ(17歳249日)に次ぐ史上2番目の若さで決勝戦での得点を記録した。
結局、クロアチアが1点を返すも4-2で勝利したフランス代表は5大会ぶり2度目のW杯優勝を果たした。フランスのディディエ・デシャン監督は選手として1998年フランス大会で優勝を経験しており、元ブラジル代表のマリオ・ザガロ氏、元ドイツ(西ドイツ)代表のフランツ・ベッケンバウアー氏に続き史上3人目の選手と監督での優勝者となった。
また49歳のデシャン監督は1990年イタリア大会で優勝した西ドイツのベッケンバウアー氏の当時44歳に次ぐ史上2番目の若い優勝監督になった。
【了】