クロアチア代表のニコラ・カリニッチ【写真:Getty Images】
現地時間15日に行われるロシアワールドカップ決勝で、クロアチア代表はフランス代表と対戦する。だが、大会途中でチームから“追放”されたFWニコラ・カリニッチに優勝メダルが贈られるかどうかは確定していないという。米『ESPN FC』が伝えた。
ワールドカップを戦うクロアチア代表のメンバーに含まれていたカリニッチだが、グループリーグ初戦のナイジェリア戦で先発から外れると、背中の痛みを理由に交代での出場を拒否。負傷を理由にクロアチアへ送り返されることになったが、事実上のチーム追放だったとみられる。
この騒動にも動揺することなく順調な戦いを続けたクロアチア代表は、ついに決勝にまで進出。フランスを破って初優勝を果たせば金メダル、準優勝の場合でも銀メダルが各選手に贈られることになる。
だが、大会開始時にチームの一員であったカリニッチがメダルを受け取ることになるのかどうか、チームでは明確な決断を下していないようだ。「選手たちが決めることになる」とチーム広報のトミスラフ・パチャク氏はコメントしている。
大会のレギュレーションによれば、1位から3位までのチームにはそれぞれ金、銀、銅のメダルが50個ずつ贈られる。選手やスタッフらの誰がその50個を受け取るのかについては規定されていない。
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