サガン鳥栖に入団したフェルナンド・トーレス【写真:編集部】
J1のサガン鳥栖に入団することが決定した元スペイン代表FWフェルナンド・トーレスは、15日に都内で入団会見を行った。
2017/18シーズン限りでアトレティコ・マドリーを退団することを表明したトーレスが、鳥栖に移籍する可能性があると報じられ始めたのは5月初旬。そこから様々な紆余曲折を経て、一旦は破談に終わったとの報道もあったが、今月10日についに鳥栖加入が発表された。
加入発表の直前まで、オーストラリアのシドニーFCやMLS(メジャリーグサッカー)のシカゴ・ファイアーなども移籍先の有力な候補として噂されていた。トーレスはそれらのクラブの具体名は避けつつ、「過去数ヶ月の間に、色々な地域から様々なオファーがあった」と認めている。
欧州他国のクラブからもオファーがあったようだが、「アトレティコを今季で離れると決めてから、ヨーロッパに残る選択肢はなくなった」とトーレス。「どこで新しい挑戦をするかという時に、日本という選択肢があった」と鳥栖からの誘いについて述べた。
「一番最初に関心を示してくれたのがサガン鳥栖だった。数ヶ月にわたって話し合うことができ、時間が欲しいということも尊重してもらえた」と鳥栖の交渉姿勢に感謝を示し、「素晴らしい内容のオファーだった。サッカーの面でも、家族の生活を考えても良いオファーだった」と条件面にも満足している様子を見せている。
移籍先を決めるにあたっては、家族との生活を考えることも重要だったとトーレスは強調している。「子供たちも、違った文化を経験することができればと思った。今までイギリスやイタリア、スペインでプレーしてきたが、今までに行ったことのない国で一緒に楽しんで、その中で高いレベルのサッカーができればいいとと思った」と鳥栖を選ぶ上で考慮に入れた要素を振り返った。
【了】