サガン鳥栖入団会見を行ったフェルナンド・トーレス【写真:編集部】
J1のサガン鳥栖に入団することが決定した元スペイン代表FWフェルナンド・トーレスは、15日に都内で入団会見を行った。
アトレティコ・マドリーやリバプール、チェルシーなど欧州を代表するクラブで輝かしいキャリアを過ごし、スペイン代表でも活躍を続けてきたトーレス。昨季限りでアトレティコを退団した34歳のFWは、鳥栖を新天地に選んだことを今月10日に発表していた。
来日して入団会見に臨んだトーレスは、壇上に姿を見せると第一声でメディアとファンに向けて日本語で挨拶。「日本の皆さん、サガンティーノの皆さん、こんにちは」と告げた。
過去の所属クラブで来日した経験について、「日本ではいつも歓迎されていると感じていた。本当に温かい気持ちを示してもらった」とトーレス。「将来的に、いつか日本でプレーすることになるのでないかと感じていた。実現して嬉しく思っている」と入団に際しての思いを表した。
鳥栖加入が決定するまでには、Jリーグ公式サイトによる“誤報”や、交渉が破談に終わったという報道など紆余曲折があった。トーレスはそれらの報道について「知っていた」と認めた上で、「鳥栖と竹原(稔)社長は、いつも素晴らしく明快な形での交渉を行ってくれた。毎日のように話を重ね、それによってここに来ることができた。考える時間を与えてもらい、意志を尊重してもらえたことに感謝している」と加入に向けた交渉を振り返っている。
20日から選手登録が可能となるトーレスは、最短であれば22日に行われるJ1第17節のベガルタ仙台戦でデビューを飾ることになる。「トレーニングは色々な形でやっている。鳥栖の練習にもできるだけ早く参加して、来週末には何分間でもいいから早くプレーしたいと思う」とトーレスは最速デビューへの意欲を見せた。
【了】