サガン鳥栖入団会見を行ったフェルナンド・トーレス【写真:編集部】
J1のサガン鳥栖に入団することが決定した元スペイン代表FWフェルナンド・トーレスは、15日に都内で入団会見を行った。
今月10日に鳥栖加入を発表したトーレスは、この夏にスペインから日本へやって来る2人目の大物選手となる。バルセロナを退団したMFアンドレス・イニエスタもヴィッセル神戸に入団し、Jリーグで戦うことが決定している。
トーレスはイニエスタについて、「アンドレスは本当に良い友人。15歳から一緒にプレーしてきた」とコメント。「同じ時期に自分たちのチームに別れを告げて、日本に来ることを決断した。どちらも同じ動機を持っているのだと思う。二人とも日本を愛しているし、敬意を抱いている」と語った。
日本への移籍に関してはお互いに話をしていたという。先にイニエスタの神戸加入が決定したことについて、「彼にとって素晴らしいところに決まったと思った」と振り返る。「僕がオファーを受けていることも話した。決まったことを伝えたら、おめでとうと言ってくれた」とイニエスタとのやり取りを明かした。
「イニエスタは世界でも一流の選手の一人。日本のファンもイニエスタを見たいと思っているだろう。シーズン終盤に対戦することができると思うが、鳥栖が勝てることを期待している」と、日本での激突を楽しみにする様子を見せた。神戸と鳥栖の対戦は、11月10日に行われるJ1第32節の試合で予定されている。
同じ34歳のトーレスとイニエスタは、スペインの年代別代表およびA代表でチームメートとしてプレーし続けてきた。ともにスペイン「黄金時代」の中心選手として、EUROとワールドカップでの前人未到の主要国際大会3連覇に貢献。その二人がJリーグのピッチで対戦する試合には大きな注目が集まることになりそうだ。
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