フランス代表のキリアン・エムバペ【写真:Getty Images】
ロシアワールドカップ決勝が現地時間15日に行われ、フランス代表とベルギー代表が対戦する。フランスのFWキリアン・エムバペは、ワールドカップの歴史上わずか3人目となる快挙を達成することが見込まれる。
エムバペは19歳の若さで驚異的な活躍を見せ、フランスの決勝進出に貢献してきた。グループリーグでは今大会の最年少ゴールを記録。決勝トーナメント1回戦のアルゼンチン戦では2ゴールを挙げ、ブラジルのレジェンドであるペレ氏以来60年ぶりに決勝トーナメントで1試合2得点を記録した10代選手となった。
15日の決勝にも当然ながら出場が見込まれる。もし出場すれば、ワールドカップ決勝に10代で出場した選手は歴史上わずか3人目となる。
1人は前述のペレ氏。1958年大会に17歳で出場し、準決勝のハットトリックに続いて決勝でも2ゴールを挙げる伝説的な活躍でブラジルを優勝に導いた。もうひとりは1982年大会決勝に18歳で出場した元イタリア代表DFのジュゼッペ・ベルゴミ氏だった。
エムバペはまた、大会最優秀選手に贈られるゴールデンボール賞の有力候補とも予想されている。ペレ氏の時代にはまだ存在していなかったこの賞をエムバペが受賞すればもちろん最年少であり、10代選手では初となる。
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