クロアチア代表のニコラ・カリニッチ【写真:Getty Images】
初優勝が目前に迫ったクロアチア代表。ニコラ・カリニッチもロシアワールドカップの舞台に立つ可能性はあったが、出場拒否を理由に追放され強制帰国している。12日にクロアチアの『エクスプレス』はタイトルに「決勝で戦うクロアチア代表を見ながら、彼はどのようにして泣くだろう…」とつけて報じた。
事の発端は、ロシアワールドカップ初戦のナイジェリア戦。スタメンを外れたカリニッチはベンチスタートとなったが、背中の痛みを理由に出場拒否。ブラジル代表との親善試合でも同じようなことがあり、クロアチア代表を率いるズラトコ・ダリッチ監督は「私はそれを静かに受け入れた。私にとっては健康で、プレーする準備が出来ている選手が必要だ」と答えている。表向きは怪我が理由の帰国だが、実際には指示を無視したことが理由で帰国させられたのではないかと言われている。
アルゼンチン代表やアイスランド代表、ナイジェリア代表と同組のグループに入りながら1位で決勝トーナメントへ進出。ベスト16でデンマーク代表を下し、準々決勝では開催国のロシア代表を破った。そして、準決勝でイングランド代表に勝利し、クロアチアは初の決勝進出。優勝をかけて、現地時間15日にフランス代表と対戦する。
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