サガン鳥栖に加入するフェルナンド・トーレス【写真:Getty Images】
元スペイン代表のFWフェルナンド・トーレスがJ1のサガン鳥栖に加入することが10日に発表された。スペインやその他各国のメディアも、大物スター選手のJリーグ移籍を大きく報じている。
トーレスは10日に自身の経営するフィットネスジムで電子書籍の発表イベントを行い、その席上で移籍先を発表した。前日に移籍先発表が予告されていたこともあり、スペイン紙『マルカ』や『アス』などのオンライン版ではその様子を動画で速報していた。
『マルカ』はトーレスの移籍決定について、「また一人レジェンドが日本へ」と報道。バルセロナからヴィッセル神戸への移籍が決まったMFアンドレス・イニエスタの存在にも言及している。神戸と鳥栖の対戦が11月10日に予定されることも伝え、「日本中の注目が両者に集まる」と予想している。
『アス』では、トーレスがJリーグでプレーする14人目のスペイン人選手となることを紹介。イニエスタのほか、現在Jリーグでプレーするフアンマ(V・ファーレン長崎)やオスマル(セレッソ大阪)などのほか、フリオ・サリナス、アンドニ・ゴイコエチェア(ともに元横浜マリノス)、チキ・ベギリスタイン(元浦和レッズ)らがいたことを振り返っている。
『ガゼッタ・デッロ・スポルト』などイタリアメディアも、ミランでのプレーを経験したトーレスの鳥栖入りを伝えた。『イタスポルトプレス』は「(ビクトル・)イバルボと(マッシモ・)フィッカデンティのチームに」と、セリエAでプレーしたコロンビア人FWとイタリア人指揮官の名前を挙げている。
前日の“予告”の時点では、鳥栖よりもオーストラリアのシドニーFCやMLS(メジャーリーグサッカー)のシカゴ・ファイアーが有力な移籍先候補と伝えるメディアが多かった。独誌『キッカー』では、「(バスティアン・)シュバインシュタイガーのチームにもオーストラリアにも行かず」と、シカゴの元ドイツ代表MFとはチームメートにならないことを強調している。
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