スペイン代表でチームメートだったアンドレス・イニエスタとフェルナンド・トーレス【写真:Getty Images】
元スペイン代表のFWフェルナンド・トーレスがJ1のサガン鳥栖に加入することが10日に発表された。リーガエスパニョーラやプレミアリーグ、スペイン代表で輝かしいキャリアを歩んできた大物スター選手がJリーグに加入する。
スペインのビッグネームがJリーグ入りするのはこの夏2人目となる。バルセロナを退団したMFアンドレス・イニエスタも、J1のヴィッセル神戸に加入。スペイン代表としての最後の戦いとなったロシアワールドカップを終えて日本にやって来る。
ともに34歳のイニエスタとトーレスは、バルサとアトレティコで敵として何度も対戦しただけでなく、スペイン代表では長年チームメートとしてプレー。3大会のワールドカップと2大会のEUROを戦い、EURO2008、2010年ワールドカップ、EURO2012の国際大会3連続優勝をともに経験してきた。EURO2008決勝ではトーレスが、2010年ワールドカップ決勝ではイニエスタがそれぞれ優勝を決める決勝ゴールを挙げている。
その2人がJリーグの舞台で激突する試合には、国内はもちろんスペインや世界のサッカーファンからも注目が集まることになりそうだ。今季J1では鳥栖と神戸は一度目の対戦をすでに終えており、二度目の対戦は11月10日の第32節、神戸のホームで行われる。
15試合を終えた現時点では神戸は6位、鳥栖は降格圏の17位に位置している。シーズン残り3試合という時期に迎える直接対決は、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)出場権獲得やJ1残留など、両チームの最終成績に大きく影響する一戦となるかもしれない。
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