イングランド代表【写真:Getty Images】
準決勝まで勝ち進んだイングランド代表。現地時間11日には決勝進出をかけてクロアチア代表と対戦する。仮にイングランド代表が決勝進出を果たした場合、ロシアワールドカップ決勝が行われる現地時間15日は、イングランド人にとって忙しい一日となるかもしれない。9日に英メディア『BBC』が報じた。
現在、ロンドンではテニスの四大国際大会の一つである「ウィンブルドン選手権」が行われている。ロシアワールドカップ決勝が行われる現地時間15日に、ウィンブルドン選手権の男子シングルス決勝も行われる予定だ。順番としては、ウィンブルドン選手権の男子シングルス決勝(現地:午後2時)が先にスタートし、その2時間後にロシアワールドカップ決勝(現地:午後4時)が行われる。
つまり、試合時間帯が被るのだ。ウィンブルドン主催者にとっては観客動員数などの部分で懸念材料となるだろう。しかし、同メディアによれば試合時間帯をずらすことはないという。その上で、ウィンブルドン主催者は柔軟な対応を行うようだ。
オール・イングランドクラブの最高責任者であるリチャード・ルイス氏は「我々のイベントは完売するほどのもので、大きな関心がある。何かを変更する計画は全くない。ワールドカップでのイングランド代表の活躍には我々も非常に興奮しているよ。素晴らしいスピリットだ。土曜日にイングランドがスウェーデンを破った時、とても良い雰囲気だった。サッカーがウィンブルドンの邪魔をしているという苦情は、我々のもとに1つも来ていない。誰もが様々な地域で無料の公共Wi-Fiを利用出来る。そのため、スマートフォンやタブレットで静かに見たい場合、そうしても構わないよ」と語り、テニスの試合会場であっても、ワールドカップの試合を見てもいいと明言した。
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