フランスのディディエ・デシャン監督【写真:Getty Images】
フランス代表のディディエ・デシャン監督がワールドカップ(W杯)史上3人目となる偉大な記録まで2勝に迫っている。
現地時間11日、ロシアワールドカップ(W杯)の準決勝でフランス代表とベルギー代表が対戦する。
決戦を前にデシャン監督は今大会出場32ヶ国中2番目に平均年齢が若いチーム(26歳10日)について「時折、このチームには経験が足りないと感じる事もある」と語る一方で「このチームは2,3年後には更に良くなっている」とポテンシャルの高さを強調した。
続けて「けが人もなく出場停止の選手もいない。チャンスをものにし決勝戦へ進みたい」と2006年ドイツ大会以来12年振りとなる決勝進出へ指揮官は意欲を見せた。
なお、49歳の指揮官は史上3人目となる選手と監督でW杯制覇達成まで後2勝に迫っている。この記録はこれまでフランツ・ベッケンバウアー氏(選手として1974年に優勝し1990年は西ドイツ代表監督として優勝)とマリオ・ザガロ氏(選手として1958年と1962年に優勝、ブラジル代表監督として1970年優勝、1994年は同国アシスタントトレーナーで優勝)のみが達成している。
1998年のフランス大会で主将としてチームを初の優勝に導いたデシャン監督が指揮官として母国を2度目の優勝に導くことが出来るのだろうか。
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