ヴァイッド・ハリルホジッチ氏【写真:Getty Images】
日本代表前監督のヴァイッド・ハリルホジッチ氏は、アルジェリア代表に復帰することが大筋で合意に達したとみられている。アルジェリア『TSA』が8日付で伝えた。
日本代表を率いていたハリルホジッチ氏は、ロシアワールドカップまで2ヶ月あまりとなった今年4月に電撃解任。指揮を引き継いだ西野朗監督はサムライブルーをロシアでグループリーグ突破に導いた。
ハリルホジッチ氏の去就としては、かつて務めたアルジェリア代表監督への復帰の可能性が解任当初から噂されていた。先月末にラバー・マジェール前監督が退任したあとハリル氏復帰への動きは具体化し、アルジェリアサッカー協会のエレディーヌ・ゼッチ会長が再就任に向けた交渉を行っていると報じられていた。
『TSA』は匿名の関係者による情報として、ハリルホジッチ氏がアルジェリア連盟からの再就任要請に応じる返答をしたと伝えている。今後ゼッチ会長と再び会談し、契約の細部を詰めることになるとの見通しだ。「今後数日中に決定する」と関係者は話している。
ハリルホジッチ氏は2011年から14年までアルジェリア代表監督を務め、ブラジルワールドカップでベスト16進出。アルジェリアでは今でもファンから強い支持を集めている。韓国代表の新監督候補の一人としてリストアップされているとの報道もあったが、古巣への復帰が決まることになるのだろうか。
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