優勝トロフィーを手にするのは…【写真:Getty Images】
ロシアワールドカップの準々決勝が現地時間7日までに行われ、ベスト4が出そろった。やはり今大会は波乱の大会と言えそうだ。
準決勝に進んだのは、フランス、ベルギー、イングランド、クロアチアの4チーム。多くの番狂わせが起きたとは言え、一定以上の力を持ったチームが残っている。
ただ、伝統という意味でこの4強はやはり波乱だ。
ロシアワールドカップのベスト4のうち、優勝経験があるのはフランスとイングランドで1回ずつ。ベルギーとクロアチアは初優勝を目指す。
前回大会に目を向けると、ベスト4の優勝回数は合計10。優勝したドイツが当時3回で、アルゼンチンが2回、オランダは優勝がないが、4位となったブラジルは5度の優勝経験があった。
さらにその4年前は、スペインとオランダの決勝となり、どちらが勝っても初優勝という状況だった。それでも3位のドイツは3度優勝しており、4位のウルグアイにも2度の優勝経験がある。
4強の合計優勝回数が「2」を下回るのは、1966年以来の出来事。大会の回数が増えれば合計優勝回数は増えていく。そう考えると、今大会の「2」は異例だ。
どこが優勝しても新時代。ワールドカップの優勝トロフィーを掲げるのはどの国だろうか。
【了】