準決勝に出場停止となるベルギーのトマ・ムニエ【写真:Getty Images】
ロシアワールドカップは現地時間6日から7日にかけて準々決勝の各試合が行われ、準決勝に進む4チームが決定した。フランス、ベルギー、イングランド、クロアチアの4チームだ。
ワールドカップではイエローカード累積2枚で1試合の出場停止となるが、準々決勝を終えた時点で警告は一旦「リセット」される。したがって準決勝で1枚イエローカードを受けた選手がいたとしても、決勝または3位決定戦で警告累積による出場停止となることはない。
ただし、準決勝で通算2枚目のイエローを受けた場合は準決勝で出場停止となる。各チームともに、出場停止に「リーチ」のかかった選手たちを抱えていた。
フランスはポール・ポグバ、オリビエ・ジルー、バンジャマン・パバール、コランタン・トリッソの4人があと1枚で出場停止だったが、いずれも2枚目を受けることなく準々決勝を終了。イングランドのカイル・ウォーカー、ルベン・ロフタス=チーク、ジェシー・リンガード、ジョーダン・ヘンダーソンの4人も警告累積を免れ、1枚のイエローはリセットされた。
クロアチアはイバン・ラキティッチやマリオ・マンジュキッチなど、実に8人の選手に累積リーチがかかっていた。準々決勝のロシア戦では4人がイエローカードを受けたが、いずれもリーチがかかっていたのとは別の選手。合わせて12人の選手が1枚のイエローカードを受けながらも、累積回避に成功している。
準決勝で唯一の出場停止選手となったのはベルギーのトマ・ムニエ。準々決勝のブラジル戦で通算2枚目のイエローを受けてしまったため、準決勝のフランス戦には出場できない。他に1枚イエローを受けていたヤン・フェルトンゲン、ケビン・デ・ブルイネ、ユーリ・ティーレマンス、レアンデル・デンドンカーは出場停止を免れた。
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