クロアチア代表のルカ・モドリッチ【写真:Getty Images】
【ロシア 2-2(PK3-4) クロアチア ロシアワールドカップ準々決勝】
ロシアワールドカップ準々決勝の試合が行われ、ロシア代表とクロアチア代表が対戦。PK戦を制したクロアチアが準決勝進出を果たした。この試合のマンオブザマッチにはクロアチアのMFルカ・モドリッチが選ばれている。
モドリッチは今大会のここまでの5試合で3回目となるマンオブザマッチ選出。20年ぶりの準決勝進出を果たし、初優勝に向けて突き進むクロアチアをけん引する32歳のMFは、今年のバロンドール最有力候補に浮上したとの見方もある。
サッカー界の年間最優秀選手に贈られるバロンドールは、過去10年間にわたって2人の選手に独占されてきた。バルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシと、レアル・マドリーのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドだ。
今年もバロンドールの有力候補とみられていたメッシとC・ロナウドだが、ワールドカップではともに早期敗退。11年ぶりに両者以外の受賞者が生まれる可能性も出てきたかもしれない。ワールドカップでの活躍に加え、C・ロナウドとともにマドリーの昨季チャンピオンズリーグ優勝にも大きく貢献したモドリッチも候補の一人となりそうだ。
スペイン紙『マルカ』では、準々決勝終了後に今年のバロンドール受賞者予想についてのユーザー投票を実施。4万票以上が集まった時点でモドリッチは約30%の票を集め、C・ロナウド(24%)やメッシ(17%)を上回っている。フランス代表のアントワーヌ・グリーズマンとキリアン・エムバペもそれぞれ9%の支持を集めており、ワールドカップの結果次第では有力な候補となってくるかもしれない。
モドリッチ自身はロシア戦終了後のインタビューで、バロンドール受賞を意識はしていないと主張。「そのことは気にしていない。どうなるか見てみよう。僕にとってはクロアチア代表の成功が何より重要だ」とコメントしている。
【了】