ワールドカップのトロフィー【写真:Getty Images】
ロシアワールドカップ準々決勝の試合が現地時間6日に行われ、ウルグアイ代表とフランス代表、ブラジル代表とベルギー代表がそれぞれ対戦。フランスとベルギーが勝利を収めて準々決勝進出を決めた。
準々決勝に進んだ8チームの顔ぶれを大陸別に見ると、欧州勢が6チームで南米勢が2チームだった。だが、南米のウルグアイとブラジルはいずれもここで敗退。7日には準々決勝の残り2試合となるロシア対クロアチア戦とスウェーデン対イングランド戦が行われるが、この時点で大会に残った6チームは全て欧州勢となった。
つまり、今大会の優勝チームは欧州勢から出ることが確定したことになる。フランスまたはイングランドが優勝すれば2回目の優勝、それ以外の4チームのいずれかが優勝すれば初優勝だ。
過去のワールドカップの歴史を見ても、欧州で開催された大会では毎回のように欧州勢が優勝を飾ってきた。唯一の例外は、当時17歳のペレ氏を擁したブラジル代表が優勝した1958年スウェーデン大会のみだ。
それ以外に欧州で開催された9大会は全て欧州勢が優勝。今大会も含めれば11大会で10回欧州勢が優勝することになる。
逆に、南北アメリカ大陸で開催された大会では南米勢が優勝するというジンクスも長らく継続されていた。だが前回のブラジル大会でドイツ代表が優勝したことで、南米勢と欧州勢がそれぞれ1回のみジンクスを破ったことになった。
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