田嶋幸三会長【写真:Getty Images】
ロシアワールドカップで2大会ぶりのベスト16入りを果たした日本代表。帰国後、田嶋幸三会長、西野朗監督、長谷部誠が記者会見に臨んでいる。
田嶋会長は「ロシアに長く滞在したことがなかったので、イメージがガラリと変わった。素晴らしい。スタジアムも施設も本当に素晴らしいものだった。改めてロシアの組織委員会などに感謝したい」と今回のワールドカップを振り返っている。
そして、西野監督の今後についてはこうコメントした。
「西野さんとは(大会が)終わった後に長く話せました。40年以上の付き合いで、任務をお願いする時に『結果はどうであれこの大会で終わるから』と約束していました。その約束を守りたい。慰留したいとは思いませんでした。この7月に代表監督は終わりますが、西野さんには違った形で日本サッカーに貢献してもらいたい」
続投の意思はないとした西野監督自身も「自分のキャリアはU-20の監督、オリンピックの監督も経験させてもらい、Jリーグでも16年やらせてもらって、技術委員長として2年、ワールドカップ直前で監督に。自分とすれば全てのカテゴリ、クラブで経験させてもらいました。本当に大きな最後のミッションだったと思いますけれども、7月末で契約満了。それまでは精一杯仕事をさせてもらう。ワールドカップを総括するわけにはいかない。長谷部達が4年かけてやってきた。自分は最後の46日だけ。振り返ることは全てはできない」と話している。
そして、今後の代表チームについても「長谷部を超えたリーダーシップを持った選手が立たなければいけないと思いますし、チームがそういうリーダーに支えられ、たくさんのスタッフに支えられてできていると感じました。本当にありがたいと思っています。国民のサッカーへの関心が増えて行くような活動を代表チームは絶対にしなければいけない。間違いなく未来はアンダーカテゴリも含めて素晴らしい活動がある。皆さんもたくさん応援してほしいと思う。本当にありがとうございました」と述べている。
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