「ノックアウトステージにおける日本初のゴール」
「最終的に」日本代表は「驚くべき2:0のリード」をひっくり返されてベルギー代表に敗れ、ロシアワールドカップをベスト16で敗退することになったが、それでも『シュポルト・ビルト』電子版は「ブルー・サムライ」を高く評価しているようだ。
原口のゴールに至った一連の流れについては「素晴らしいカウンター」と記されている。また、「優勝候補が素晴らしいアウトサイダーを低く見積もったというおおよその印象を人々は抱いた可能性があった」とも記されている。
『キッカー』電子版も、“ベルギーの逆転劇”を報じている。
「ベルギーのナショナルチームはW杯の準々決勝に立っている。月曜の夜にロストフアレーナで赤い悪魔は3:2で日本を負かしたーその間に0:2のビハインドにもかかわらず。決着はアディショナルタイムの最後の1分に1つのカウンターを必要とした」
記事中では、『シュポルト・ビルト』が触れなかったある情報が記されている。
「それはそもそもノックアウトステージにおける日本の最初のW杯ゴールだった!」
48分の原口の得点は、日本のW杯史上初となる決勝トーナメントでのゴールだったことに、『キッカー』は言及。記事中ではほんの少し触れられているだけである。確かに「2002年と2010年のように3度目の試みにおいて初のベスト8進出は達成されなかった」かもしれない。それでも「2002年と2010年」とは違って、日本は、ワールドカップの戦いにおいて、たとえわずかでも一歩先に進んだのである。
(文:本田千尋【ドイツ】)
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