日本に厳しい韓国メディアの反応は?
だが、この戦いに韓国メディアも暖かいエールを送った。韓国スポーツ新聞『スポーツ東亜』は「日本は負けた。だが立派な戦いだった。ベルギーを崖っぷちに追い詰めたが、ベスト8には一歩届かなかった」と惜しんだ。同メディアはまた「グループリーグ第3戦でのひどいボール回しで全世界から非難された。しかし今回の善戦で日本サッカーの底力を見せつけた」と高く評価した。
大手日刊紙の『韓国日報』も紙面を割り当て、日本の戦いぶりを称えた。同新聞は「日本のW杯の旅はここで終わってしまった。それでも日本は自分たちのスタイルを貫き、はっきりとしたカラーのサッカーを披露し、底力を見せた」と称え、「敗北したもののショートパス中心の簡潔な和製サッカーを取り戻したことや国際舞台での競争力を立証したのは大きな意味合いを持つ」と伝えた。
オンラインメディアの『オーマイニュース』もこの試合を「最高の試合」と称えた。同メディアは「アジアサッカーに残った最後のプライドを、日本は守り抜いた」とし、「自信あふれるテクニックや組織力でベルギーを窮地に追い詰めた」と称えた。
また「この試合はサッカーがなぜ美しいか、なぜ我々がW杯を待ち続けたかを、証明した最高の試合」と絶賛した。日本に厳しい韓国メディアでさえもエールを送らざるを得ない、ベストマッチだったに違いない。
(文:キム・ドンヒョン【韓国】)
【了】