韓国代表はW杯で初めてドイツ代表に勝利した【写真:Getty Images】
韓国代表のMFク・ジャチョルはドイツ代表の異変を感じていたようだ。
現地時間6月27日、韓国はロシアワールドカップ(W杯)・グループリーグF組第3節でドイツと対戦し2-0で勝利した。
4日付けの独紙『シュポルト・ビルト』の取材でク・ジャチョルは「(シン・テヨン)監督は試合前、相手は全てを勝ち取っているからもう何も手に入れるものはない。彼らは勝利に飢えていないと言っていた」と当時のロッカールームの様子を語った。
続けて「監督はドイツの戦いを分析しアグレッシブにプレーするチームには弱い事も指摘していた。だから我々はそれ以上に戦う姿勢を見せる必要があった」とシン・テヨン監督が選手に対し檄を飛ばしていたことを明らかにした。
試合は終始ドイツがボールを支配するも韓国も粘り強い守備で得点を与えず。すると後半アディショナルタイムにセットプレーから先制した韓国は終了間際に追加点を挙げW杯で対ドイツ戦初勝利を手にした。
この試合で56分までプレーしたク・ジャチョルは「監督の言う通り、ドイツは勝利への意欲に欠けているという感じをピッチで受けた。彼らはあまり走っていなかったし怖さもなかった。クオリティーのある選手は揃っていたのにね」とW杯王者に覇気のなさを感じていたようだ。
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