FIFAワールドカップ【写真:Getty Images】
ロシアワールドカップは現地時間3日までに決勝トーナメント1回戦の全試合が行われ、準々決勝に進出する8チームが決定した。
8強進出を果たしたのはフランス、ウルグアイ、ロシア、クロアチア、ブラジル、ベルギー、スウェーデン、イングランドの8チーム。現地時間6日と7日に準々決勝が行われ、各チームが準決勝進出を争う。
大陸別で見ると、準々決勝に進んだのは欧州勢が6チームと南米勢が2チーム。伝統的にサッカーの強い両大陸のチームが8強を独占したのは2006年大会以来3大会ぶりとなった。
2010年にはアフリカのガーナ、2014年にはCONCACAF(北中米カリブ海サッカー連盟)のコスタリカが準々決勝へ進み、欧州と南米の「独占」を阻んでいた。アジア勢は2002年に韓国が準決勝へ進んで以来、4大会連続で8強以上への進出を逃している。
また、今回準々決勝に進んだチームは全て過去に8強以上への進出を経験しており、初進出のチームはゼロ。これは過去18大会のワールドカップの中でも、第1回大会を除けば1978年大会にしか例のなかったことだ(8チームによるラウンドが存在しなかった大会は対象外)。開催国ロシアは、ロシアとしては初の8強進出だが、国際サッカー連盟(FIFA)ではソ連時代の成績もロシアの通算成績に含めるものとみなしている。
最も「久しぶり」に8強へ進んだのは、ソ連時代の1970年大会以来48年ぶりとなるロシア。スウェーデンは24年ぶり、クロアチアは20年ぶりに準々決勝へ進んでいる。
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