イングランド代表のハリー・ケイン【写真:Getty Images】
【コロンビア 1-1(PK3-4) イングランド ロシアワールドカップ決勝トーナメント1回戦】
現地時間3日に行われたロシアワールドカップ(W杯)決勝トーナメント1回戦でコロンビア代表はイングランド代表と対戦した。試合はPK戦の末イングランドが勝利を収めた。
PK戦に弱いと言われていたイングランドがついに勝利を手に入れた。ケインのPKで先制したイングランドだが後半アディショナルタイムに同点にされ延長戦でも勝負はつかずPK戦に突入した。
過去イングランドはW杯でPKが採用された1978年アルゼンチン大会以降これまで3度のPK戦を経験しいずれも敗れてきた。最初は1990年イタリア大会準決勝で当時の西ドイツに3-4で敗戦したのを皮切りに、1998年フランス大会(ベスト16対アルゼンチン)そして2006年ドイツ大会(ベスト8対ポルトガル)といずれも苦杯を喫してきた。
今回のコロンビア戦も3人目のジョーダン・ヘンダーソンがGKに止められて嫌な展開となるもコロンビア4人目マテウス・ウリベのシュートはバーに弾かれ同点に追いつくと、5人目のカルロス・バッカのシュートをGKジョーダン・ピックフォードが止めると最後はエリック・ダイアーがゴール左隅に決めW杯史上初のPK戦勝利を手にした。
試合後、決勝ゴールを決めたダイアーは「今までこんな経験をした事がなかったからとてもナーバスになっていた」と最後の場面を振り返り、チームの守護神については「彼は素晴らしかった」と好セーブでチームを勝利に導いたピックフォードを称賛した。
今回の勝利で勢いを付けたいイングランドは1966年地元イングランド大会以来2度目の優勝をする事が出来るだろうか。
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