柴崎→原口の必殺カウンター炸裂
前半10分までと同じように、後半の立ち上がりも日本がペースをつかむ。3分、見事なカウンターアタックから先制する。柴崎がキープした瞬間、原口がいち早くスタートを切ってベルギーのディフェンスライン裏へ疾走、フェルトンゲンが原口を捕まえようとするが、柴崎はフェルトンゲンの背中側へぎりぎりのスルーパスを通す。
左利きのせいか、フェルトンゲンはターンしながら右足でカットすることができず、抜け出した原口は一呼吸おいて正確なシュートを逆サイドへ叩き込んだ。原口の爆走と冷静なシュート、パスコースの選択でフェルトンゲンを無力化した柴崎。個の力の足し算で切り裂いた。
得点直後、アザールのシュートがポストに当たる。しかし、日本のミドルプレスはまだ機能していた。7分には香川がキープして乾へ。フリーになっていた乾は迷わず無回転のミドルでGKクルトワを破って2-0とリードを広げた。
後半17分、ムニエのハイクロスを頭2つ分も抜け出たルカクがヘディングで狙うが枠をとらえられず。ここでベルギーはメルテンスに代えてフェライニ、カラスコに代えてチャドゥリを送る。ハイクロス攻撃へ舵を切った。
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