ベルギー代表のロベルト・マルティネス監督【写真:Getty Images】
【ベルギー 3-2 日本 ロシアワールドカップ決勝トーナメント1回戦】
ロシアワールドカップ決勝トーナメント1回戦の試合が現地時間2日に行われ、ベルギー代表と日本代表が対戦。3-2の勝利を収めたベルギーが準々決勝進出を決めた。
強豪ベルギーに対して不利が予想された日本代表だが、後半立ち上がりに原口元気のゴールで先制。さらに52分には乾貴士が強烈なミドルシュートをゴール右に突き刺し、2点のリードを奪う展開となった。
反撃に出たいベルギーのロベルト・マルティネス監督は、65分になったところで2人の選手を交代。ドリース・メルテンスとヤニック・カラスコをベンチに下げ、マルアン・フェライニとナセル・シャドリを投入する。
この采配は見事に的中することになった。69分にヤン・ヴェルトンゲンのヘディングで1点を返したベルギーは、74分に左からのクロスに合わせたフェライニのヘッドで同点。そして後半アディショナルタイム、カウンターから最後はシャドリが決勝点となる逆転ゴールを奪った。
スポーツのデータ分析を手がける『Opta』によれば、交代出場の選手2人がゴールを決めたのはワールドカップの決勝トーナメントでは史上初。指揮官の決断が歴史的な大逆転勝利をもたらした。
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