日本代表の乾貴士【写真:Getty Images】
【ベルギー 3-2 日本 ロシアワールドカップ決勝トーナメント1回戦】
ロシアワールドカップ決勝トーナメント1回戦の試合が現地時間2日に行われ、ベルギー代表と日本代表が対戦。3-2の勝利を収めたベルギーが準々決勝進出を決めた。
前半を0-0で折り返した日本代表は、後半立ち上がりの48分に原口元気が先制ゴール。その4分後にはペナルティーエリア手前で香川真司からパスを受けた乾貴士が強烈なミドルシュートをゴール右に突き刺し、日本にとって初となる準々決勝進出への希望が大きく膨らんだ。
だがベルギーは69分にヤン・ヴェルトンゲン、74分にマルアン・フェライニが決めて同点。延長戦突入が濃厚かと思われた後半アディショナルタイムの94分にはカウンターからナセル・シャドリが3点目を奪い、劇的な逆転勝利で日本を敗退に追い込んだ。
1ゴールを記録するなど好プレーを見せた乾の活躍は、海外メディアでも高く評価されている。スペイン『アス紙』では、0から3までの4段階評価で「3」と、この試合の単独最高点となる満点評価をつけた。原口、香川、柴崎岳の3人は「2」、日本のその他の選手たちは「1」となっている。
『マルカ』紙ではベルギーのMFエデン・アザールと乾の2人に「3」の最高点。日本では香川、柴崎、酒井宏樹、長友佑都に「2」、採点なしの本田圭佑を除くその他の選手たちに「1」をつけている。
『マルカ』では乾のゴールについて「ゴラッソで日本に夢を見させる」と絶賛。「ベルギー戦の素晴らしい試合でワールドカップに別れを告げた」「この試合の主役の一人だった」とリーガエスパニョーラでプレーするMFを称えている。
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