ベルギー代表に敗れた日本代表【写真:Getty Images】
【日本 2-3 ベルギー ロシアワールドカップ決勝トーナメント1回戦】
現地時間3日にロシアワールドカップ(W杯)決勝トーナメント1回戦が行われ、日本代表はベルギー代表と対戦し2-3で敗れた。
前半からベルギーがボールを支配するも日本は豊富な運動量と組織的な守備で相手に決定的なチャンスを作らせず同点のままハーフタイムへ。
後半に入ると試合は動きを見せる。48分、柴崎岳のスルーパスを受けた原口元気がペナルティーエリア内で右足を振りぬくとボールはゴール左隅に決まり日本が先制点を挙げる。勢いに乗る日本は4分後に乾貴士がゴール前でボールを受け右足でシュート、GKも精一杯腕を伸ばすもボールは右隅に突き刺さりリードを広げる。
しかしベルギーもセットプレーから69分に1点差に詰め寄るゴールを挙げると74分には再びセットプレーからアルアム・フェライニが頭で合わせ試合は振り出しに戻る。
このまま延長戦に突入かと思われた後半アディショナルタイム、日本の左CKのボールをGKがキャッチすると電光石火のカウンターアタックで最後はナセル・シャドリが決勝ゴールを決めベルギーが大逆転でベスト8進出を決めた。
なお過去のW杯決勝トーナメントで2点リードしているチームが負けた例はこれまで複数回存在するが、1970年メキシコ大会の準々決勝でイングランドが50分の時点で2点リードしていたがそこから西ドイツの反撃にあい延長戦の末2-3で敗れて以来実に48年ぶりの出来事となった。
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