「本当に称賛するしかない」「次の監督はヴェンゲルがいい」
――世界3位のベルギー相手にここまで戦えましたが、日本と世界の差は縮まったのでしょうか?
「リードしてる時にどうやってゲームを終わらせるかということが足りない。技術や能力、規律などはそんなに差がない。この舞台で戦術やゲームコントロールは非常に重要です」
――大会前には監督解任などもありましたが、このチームをどう評価しますか?
「本当に称賛するしかないね。僕も含めて皆が思ったより上に辿り着くことが出来たので、おめでたいね」
――日本のファンは、このベスト16という結果をどう受け止めるべきなのでしょうか?
「負け方はもちろん悔しいけど、チームに誇りを持った方が良いと思う」
――日本は大会後、後任監督について考えなければなりません。前回大会終了後からアギーレ、ハリルホジッチ、西野さんと一貫性がないという意見もありますが、ショーンさんはどんな監督が良いと思いますか?
「ヴェンゲルがいい。経験も豊富だし、ポゼッションやパッシングサッカーもできるし、そして試合運びなどゲームマネジメントもよく知っている。さっきも言ったように、能力などは世界トップのチームと比べてそんなに差がない。でも、試合運びなどはまだまだだからね」
――残念な結果でしたが、ありがとうございました!
▽語り手:ショーン・キャロル
1985年イングランド生まれ。2009年に来日。「デイリーヨミウリ」「Jリーグ公式ウェブサイト」などにも寄稿。高校サッカー、Jリーグ、日本代表など幅広く取材している。過去にはスカパーのJリーグ番組出演も。
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