スペイン代表のダビド・デ・ヘア【写真:Getty Images】
【スペイン 1-1(PK3-4) ロシア ロシアワールドカップ決勝トーナメント1回戦】
ロシアワールドカップ決勝トーナメント1回戦の試合が現地時間1日に行われ、スペイン代表とロシア代表が対戦。1-1で90分間と延長戦を終え、PK戦4-3でロシアが準々決勝進出を果たした。
優勝候補にも挙げられていたスペインのまさかの早期敗退の一因として、守護神のGKダビド・デ・ヘアのパフォーマンスも批判の対象となっている。スペイン紙『アス』が指摘するところによれば、デ・ヘアは今大会で打たれた枠内シュート12本のうち実に11本を決められてしまった。
グループリーグ初戦では、スペインはポルトガルと対戦して3-3で引き分けた。ポルトガルの3得点はFWクリスティアーノ・ロナウドによるハットトリックだったが、枠内へ飛んだシュートはその3本のみだった。デ・ヘアはC・ロナウドのシュートをキャッチミスして後ろへこぼしたプレーを批判されていた。
続いて第2節ではイランに1-0で勝利。記録上はイランの枠内シュート数はゼロだったが、ゴールネットを揺らしたあとオフサイドの判定で無効とされたシュートもあった。実際には失点ではないが、『アス』ではこれも1本としてカウントしている。
グループ最終節ではモロッコと2-2でドロー。モロッコの枠内シュート数は3本であり、デ・ヘアは今大会最初の、そして唯一のセーブを1本記録することになった。
最後にロシア戦では、120分間を通してロシアが放った枠内シュートは、同点ゴールとなったFWアルテム・ジューバのPK1本のみ。だがPK戦で打たれた4本も合わせ、デ・ヘアは5本のPKを1本も止めることができなかった。
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