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日本を警戒し分析するベルギー指揮官。GLのボール回しについては「全く批判することはない!」【ロシアW杯】

text by 編集部 photo by Getty Images

ロベルト・マルティネス
ベルギー代表のロベルト・マルティネス監督【写真:Getty Images】

 ベルギー代表のロベルト・マルティネス監督が、ロシアワールドカップ決勝トーナメント1回戦・日本戦に向けた意気込みを語った。指揮官は日本を尊重しており、油断はなさそうだ。

 ベルギーは圧倒的に有利とみられており、すでに準々決勝でブラジルと対戦する可能性についての話題が多く出ている。

 だが、指揮官はしっかりとスカウティングを進めている様子。「日本とは対戦したばかり。監督はかわったが、基本的には変わっていない。エネルギーとテクニックがあり、高い位置に早く行ける。スピードがあり、2つのシステムを1回でやってくるね」とコメントし、「長谷部も動き、長友と酒井も豊富に動く。本田、香川、吉田などもいる。どうやった勝てるか分かっていて、乾もいるね」と個人名も多く挙げ、「非常に難しい試合になる」と述べた。

 そして、「日本はポゼッションが良いと思う。テクニカルで、常にボールを奪いにくる。日本のポゼッションを抑えなければいけない。日本はダイナミックだ。ファイナルサードに6、7人くる。これを中和させるのがカギだ」と日本を分析している。

 日本代表は、グループリーグ最終節で負けている状況でパス回しを続けたことが一部で非難されている。だが、マルティネス監督は「ワールドカップは目標を目指すべきだ」とコメント。「監督は非常に重要な決断をしなければいけない。そのままなら次のステージに進めるのであれば、全く批判することはない!」と、西野朗監督の決断は間違いではないと強調した。

 ベルギー代表のコンディションはどうだろうか。DFヴァンサン・コンパニについて指揮官は「ちゃんと整えてくれた。トレーニングセッションの結果を見たい」と返答。ただし、FWアドナン・ヤヌザイは「少しトレーニングで負傷した。ひざを打ったんだ」とのこと。「それ以外の選手は明日の選出候補だ」と話している。

 マルティネス監督は、「ドイツ、アルゼンチン、ポルトガルがすでに敗退した。何でも起こり得る」と今大会の事実に触れ、ワールドカップに絶対はないと語った。

【了】

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