「フェアプレーポイント」には値しないという声も
この試合についてレポートした各紙・各誌の見出しは、総じて日本に対して手厳しいものが多かった。その最たるものが『インディペンデント』紙電子版で、「日本はポーランド戦で試合を止めるという茶番劇を演じて、裏口からのベスト16入りを決めた」とし、『デイリー・メール』紙も「これはフットボールではない」としていた。
スポーツサイトの『GiveMeSport』も、「サッカーファンは0-1で終わった日本対ポーランド戦の終盤のプレーに嫌気が差している」と題して、有名人や一般ファンのツイートを紹介。
「日本はピッチを歩いて、時折パスをするくらい。ポーランドもただそれを傍観するだけで、恥じるべき行為だ」
「日本は負けているのに歩き回って、横へのパスを繰り返した。イエローカードの数がセネガルより少くて、決勝トーナメントにいけるからが理由だ。見ているのも辛い。特にセネガルのほうが、エンターテインメントを提供してくれるチームなだけにね」
「日本対ポーランド戦の最後の10分間は、恥辱に値する。両チームともにピッチを歩いて、横へのパスばかり。最悪だ」
「日本対ポーランド戦の最後の10分は、歩くサッカーの完全な茶番。フェアプレーポイントでセネガルに勝って、決勝トーナメントに行くそうな。テスティモニアルの試合(記念試合)みたいだ」
また、日本のプレーはスポーツマン精神に則らないとして、「フェアプレーポイント」には値しないという批判の声も少なくなかった。『ガーディアン』紙のマット・スコット記者は、
「『フェアプレー』とは何なのか? 日本は残り時間15分まるでサッカーをしなかった。あれがフェアプレーと言えるのか? 新たなルールが必要だろう」と持論を述べている。
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