初めて見る「ボール回し」の光景
ロシアワールドカップでベスト16に勝ち進んだ日本。しかし韓国メディアの反応はそれほどポジティブではないようだ。あの「ボール回し」が原因である。
日本は現地時間28日に行われたポーランドとの試合に0-1で敗れた。負けることはいつでもあり得る。しかし問題は思わぬところから起きてしまった。セネガルがコロンビアに先制されてから、日本は全く攻撃に出ずボールをひたすら回すだけだった。観客席からは大ブーイングが浴びせられた。15分以上の時間、ただただボールを回すだけになってしまった。
もちろんボールを回すことなどサッカーでよく見かける。欧州チャンピオンズリーグなどで得失点差勝負になると、それこそ守備に力を入れ、前線からボールを奪われないようにキープする場面もよく見かけるのである。
だがこんなサッカーは筆者自身、初めて見る風景だった。しかも日本がボールを回す間、セネガルはゴールを奪うためにコロンビアに猛攻をかけていた。もしセネガルが後半アディショナルタイムにゴールを決めていたら、日本はそのまま敗退してしまう状況だった。ポーランド戦に敗れるも、日本はフェアプレーポイントの差でベスト16に勝ち進んでいるが、負けている状況での消極的な姿勢が様々な意見が飛び交う理由だ。
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