フランス代表のキリアン・エムバペ【写真:Getty Images】
【フランス 4-3 アルゼンチン ロシアワールドカップ決勝トーナメント1回戦】
ロシアワールドカップ決勝トーナメント1回戦の試合が現地時間30日に行われ、フランス代表とアルゼンチン代表が対戦。4-3の勝利を収めたフランスが準々決勝進出を果たした。
この試合で特に輝きを放ったのが、19歳のフランス代表FWキリアン・エムバペ。先制点に繋がるPKを獲得したのに続いて、64分には3-2の逆転ゴールを奪った。その4分後にも自身2点目を決めて4-2とし、最終的にこれが決勝ゴールとなった。
ワールドカップで10代の選手が1試合2得点以上を記録したのは実に60年ぶり。前回の達成者はサッカー界のレジェンドであるブラジルのペレ氏だった。1958年大会に17歳で出場したペレ氏は準決勝のフランス戦でハットトリック、決勝のスウェーデン戦で2ゴールを記録した。
この偉業には、ペレ氏本人も祝福の言葉を送った。「おめでとう、エムバペ。その若さでワールドカップの試合で2ゴールを記録して、私の仲間入りだ。今後の試合でも幸運を祈っている。ブラジル戦以外はね!」とツイッターの公式アカウントで投稿している。
グループリーグのペルー戦で今大会最年少となるゴールを記録していたエムバペは、これで今大会合計3得点。得点ランク首位に立つイングランドのハリー・ケインと2点差に迫っている。
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