西野朗監督【写真:Getty Images】
日本代表は30日、ロシアワールドカップの決勝トーナメント1回戦・ベルギー戦に向けてキャンプ地・カザンで練習を行った。
ポーランド戦の終盤、西野朗監督は自陣でのボール回しを選手たちに指示した。「本意ではない」と試合直後にも話していたが、指揮官は「自分の中でどっちかに振れた戦略、戦術を与えなきゃいけないと思う」と胸のうちを明かした。
「あの瞬間的な中で選択だったので、それが全てよかった、勝てばいい、結果が出ればいいっていうことだけではもちろんないと思う」
決勝トーナメント1回戦の相手はベルギー。アザール、デ・ブルイネ、ルカクら豪華なメンバーが揃うが、対策はこれから考えていくという。「まず我々からってところですね」と指揮官。相手のことではなく自分たちに目を向けている。
ポーランド戦は残り10分をボール回しに費やしたため、過去2試合ほど疲労はないかもしれない。「走行距離が10分間ないいわけですから、80分間ではやはり少なかったですし、その分は走れると思います。その分、いろんな方にお返ししたいなと思います」と述べた。
(取材:元川悦子【カザン】、文・構成:編集部)
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