クリスティアーノ・ロナウドとリオネル・メッシ【写真:Getty Images】
ロシアワールドカップはいよいよ決勝トーナメントの戦いが開始される。現地時間30日に行われる2試合では、現在の世界のサッカー界を代表する2人の選手が準々決勝進出を懸けた勝負に臨む。
FWリオネル・メッシを擁するアルゼンチンは苦しみながらもグループリーグD組を2位通過。ベスト16ではC組首位のフランスと激突する。FWクリスティアーノ・ロナウドを擁するポルトガルはB組を2位で通過しており、A組首位のウルグアイと対戦する。
クラブレベルではバルセロナとレアル・マドリーでそれぞれエースとして活躍し、過去10年間のバロンドールを独占するなど、サッカー界を代表する2大スターの座に君臨してきたメッシとC・ロナウド。それぞれの代表チームでも歴代最多の得点数を記録している。だが、ともにワールドカップの決勝トーナメントでゴールを記録したことはない。
メッシはワールドカップにデビューした2006年大会では3試合に出場し、グループリーグで1得点。2010年大会ではチャンスメーカーとして活躍しながらも5試合出場で無得点。2014年大会は4ゴールを記録したが、全てグループリーグでの得点だった。グループリーグでは通算11試合出場6得点、決勝トーナメントでは通算7試合出場無得点という成績だ。
C・ロナウドは2006年、2010年、2014年大会ともそれぞれグループリーグで1得点のみ。通算成績はグループリーグで11試合出場7得点、決勝トーナメントでは5試合出場で無得点となっている。
メッシもC・ロナウドも、すでにサッカー界の歴史に名を残す偉大な選手であることは間違いない。だが今回のチャンスを逃せば、サッカー界最大の祭典であるワールドカップの決勝トーナメントでゴールを決めることなくキャリアを終えることになってしまうかもしれない。
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