ベルギー代表FWドリース・メルテンスが記者会見に臨んだ【写真:植田路生】
ベルギー代表は現在、モスクワ近郊でロシアワールドカップの決勝トーナメント1回戦・日本戦に向けて調整を続けている。現地時間30日には、FWドリース・メルテンスが記者会見に登場して次なる戦いに向けて心境を語った。
「気分はいつもいい。勝利はチームにとっても素晴らしいこと。自信をより大きくしてくれるだろう」
グループリーグ3試合すべてに出場し1ゴールを挙げているメルテンスは、自らとチームの状態が万全であることを強調した。そしてベスト8をかけて激突する日本への警戒心も口にしている。
「日本戦がいい試合になることを願っている。我々は彼らを過小評価しない。日本は洗練されたチームで、コロンビアに勝利し、ポーランドを敗退させたんだ」
メルテンスが強調したのは「日本はコロンビアを倒したコンパクトなチームである」こと、そして「いい試合をしていて、素晴らしい組織である」ことだった。だが「僕はサッカーを見るのが好きではない」とも語り、日本の試合そのものをしっかりとチェックしているわけではない様子。
それでも「僕は本田圭佑や長友佑都と戦ったことがある。彼らはビッグクラブでプレーしていた経験がある。僕たちは日本に最大限の敬意を払う」と、全力でぶつかっていく姿勢を明確にした。
ベルギーはグループリーグの3試合で9ゴールを挙げ、全出場国中最も多くの得点を記録したチームになった。日本は昨年11月の親善試合で彼らに0-1で敗れている。ワールドカップの舞台で全ての力を解放したメルテンスら強力アタッカー陣を、日本の守備陣は食い止めることができるだろうか。
(取材:植田路生【モスクワ】、文・構成:編集部)
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