韓国代表のチョン・ウヨン【写真:Getty Images】
J1のヴィッセル神戸は30日、同クラブに所属する韓国代表MFチョン・ウヨンがカタールのアル・サッドへ完全移籍することを発表した。
アル・サッド側からは、28日にチョン・ウヨンの獲得が発表されていた。契約の詳細は明らかにされていないが、「複数年契約」になるとのことだ。
現在28歳のチョン・ウヨンは2011年に慶熙大から京都サンガFCに加入。2013年には期限付き移籍の形でジュビロ磐田に在籍し、2014年に神戸へ完全移籍した。神戸で2年間プレーしたあと中国の重慶力帆へ移籍し、今年1月から3年ぶりに神戸に復帰していた。
今季の神戸ではJ1で12試合に出場して2得点。韓国代表としてもプレーし、ロシアワールドカップでもチームの全3試合に出場した。昨年12月に行われたEAFF E-1サッカー選手権で日本代表と対戦した際には直接FKから代表初ゴールを記録している。
「僕を応援してくれたファン、サポーターの皆様に対して、あまりにも申し訳ない気持ちでいっぱいです。ヴィッセル神戸に来てから、歓迎していただいて、非常に嬉しかったですし、常に応援してくれて感謝しています。移籍を決断するにあたって、たくさん悩みましたし、難しい選択でした」とチョン・ウヨンは神戸公式サイトでコメントを述べている。
神戸にはこの夏からスペイン代表MFアンドレス・イニエスタの加入が決定。チョン・ウヨンはイニエスタの加入について「真のレジェンドだし、昔からバルサの試合を見ていたので、本当に楽しみです」と共演を待望する様子を見せていたが、同じチームでのプレーは実現しないことになった。だがアル・サッドでは同じく元バルセロナのMFシャビ・エルナンデスとチームメートになる。
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