代表チームスタッフ全員参加のミーティングで団結
0-1で負けている他力本願状態でありながら、攻めに行かず自陣でボールを回して終盤10分間を費やす消極的な戦い方で2018年ロシアワールドカップベスト16入りを決めた28日のポーランド戦。世界中で物議を醸したこの一戦から一夜明けた日本代表はベースキャンプ地のカザンに戻り、18時からトレーニングを行った。
この日のカザンは快晴で、練習開始時点の気温は27度。36度の猛暑だったボルゴグラードに比べるとはるかに過ごしやすい環境だ。
そこで選手たちはトレーニングを行ったが、前日のゲームにスタメン出場した11人と途中出場した大迫勇也、長谷部誠の13人が基本的に室内調整となり、グランドに出てきたのは槙野智章と宇佐美貴史の2人だけ。彼らも軽くウォーキングをしただけですぐに室内へ移動した。それ以外の本田圭佑、香川真司、乾貴士らフィールドプレーヤー8人はボールを使った実践的な内容を消化。GKの東口順昭と中村航輔もGK練習を実施した。
7月2日の決勝トーナメント1回戦の相手が強豪・ベルギーに決まり、彼らは日本サッカーの未来を大きく左右する大一番にいち早くフォーカスしている。
「今日、選手監督スタッフだけじゃなく、代表チームスタッフ全員が参加したミーティングがあって『全員が同じ方向を向いてやろう』と話になった。監督だけじゃなく、選手もスタッフも発言しました」とキャプテン・長谷部が語るなど、史上初の8強入りに向けて今、チームには強固な一体感が生まれているという。