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日本代表 6年前

仏メディアが見た日本。「日本の印象が台無し」。採点0も…露骨すぎた試合放棄に並ぶ苦言の数々【ロシアW杯】

text by 小川由紀子 photo by Getty Images

『ジャポン、それほどフェアプレーじゃないんじゃ?』

 翌日のレキップ紙は、表紙から12ページまでが土曜に控えた大一番、フランス対アルゼンチン戦特集、続いてイングランド対ベルギー戦が見開き2ページ、次にセネガル対コロンビアはやはり見開き2ページで、日本代表のレビューは…最後にたった”半ページ”だけ。

『ジャポン、それほどフェアプレーじゃないんじゃ?』

 の見出しとともに、西野監督がなぜ終盤であのような戦略をとったのかを試合後の会見で語ったコメントを中心に短くまとめられていた。

 試合の内容については、

『日本は川島がグロシツキのシュートを素晴らしいセーブで防いで日本チームを救ったが、59分にフリーキックから得点を許した。その後はチャンスもほとんどなく、74分には0-2にされそうになったが、レバンドフスキが決めきれずに難を逃れた。とその頃、セネガル戦ではコロンビアのミナが得点。西野監督は「リスクはあったが他力に頼る戦略を選択」。81分には槙野があわやオウンゴールという危機もあったが、川島が的確に処理して、前2戦でのエラーを払拭した』

 そして、『もし狙い通りの結果になっていなかったら、西野監督はメディアからコテンパンに叩かれていたことだろう。それは4月にハリルホジッチを解任した協会の田嶋会長も同様だ』と結ばれている。

 本戦2ヶ月前に監督を解任するという荒技をやってのけた日本サッカー協会は、この決断によって本戦で失敗を招いたということにならないために、絶対に「今大会は成功だった」と言える最低限の成績=決勝ラウンド進出を手に入れたかった、その使命を背負っていた西野監督も、なにがなんでも手堅く勝ち抜けを守りにいった、というニュアンスが行間から伝わって来る。

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